光を波長ごとに分けて撮る
通常のカメラは、1つのセンサで撮影します。プリズム分光カメラは、ダイクロイックプリズムで光を波長ごとに分け、複数の撮像センサで同時に撮影します。
通常のカメラは、1つのセンサで撮影します。プリズム分光カメラは、ダイクロイックプリズムで光を波長ごとに分け、複数の撮像センサで同時に撮影します。
しくみ
肝は「同じ光軸・同じ視野で、複数の波長帯を一度に取得できる」ことです。カメラを並べて撮る構成では、視野とタイミングを合わせる調整が必要になり、検査ラインのタクトタイムにも響きます。プリズムで分ければ、1台で、視差なく、同時に取れます。
物質は波長ごとに反射・吸収の特性が違います。可視光に加えて近赤外(NIR)や短波赤外(SWIR)を同時に取ると、肉眼や通常のカメラでは判別できない成分の違い・水分量・状態の違いが、画像として出てきます。
撮像例
異物検出(ナッツ)

可視光

NIR
インクの透過

可視光

NIR
複数の波長を1回の撮像で取り込んで画像処理ができるメリットに加え、複数台の単板カメラのオペレーションでは実現するのが困難であった重ね合わせの画像処理を容易に実現できるのが、画素レベルで視差のない画像を出力できるプリズム分光カメラの最大のメリットといえます。
また、複数のセンサが同じクロックで動作していますので、最初からセンサ間の撮影同期が取れている点も撮像タイミングがシビアなアプリケーションにはメリットとなります。

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